「表情分析」法

みなさんは、今まで誰かに嘘をつかれていると思ったことはないでしょうか?また自分の言ったことが相手にどう伝わっているのか疑問に思ったことはないでしょうか?でもなかなか確証がもてないため疑心暗鬼になって余計なエネルギーを消耗してしまいますよね。

また相手がどのように感じているのか知りたいに思うことも多いでしょう。職場、家庭そして恋愛の場でも日常的にこのような疑問は起こっています。精神的ストレスというものの大部分もこのような人間どうしの生のコミュニケーションの難しさが原因です。

相手の感情を読む能力は、コミュニケーションにおいて最も大切なものです。特に、信頼関係を築くとき、相手と協調して作業をする必要のあるとき、相手から情報を引き出す必要があるとき、あるいはビジネスの交渉においては、まず相手の感情を読めるようになることが極めて重要です。

しかし、「面従腹背」「腹黒い」などの言葉に象徴されるように、相手の本当の感情や思っていることを正確にキヤッチすることはそうたやすくありません。

それでは営業の上手な人、異性にもてる人あるいは職場などで信頼の高い人は、相手の感情を即座に読める特殊な能力をもともと備えているのでしょうか?

答えは「ノー」です。

相手の感情を分かるようなトレーニングをすることで相手の嘘を見抜き、相手がどのよう感じているのかを読み、あなたの行動がどのように他者に影響を与えているのかも分かることができます。そのトレーニング法が「表情分析」法とよばれるものです。

「表情分析」法はポールエクマンらが50年におよぶフィールドワーク、多数の実証研究によって開発され、デヴィッド・マツモト南カルフォルニア大学社会心理学教授が完成させた画期的なコミュニケーションツールです。米国全土、カナダ、英国、オーストラリアの政府公的機関だけでなく、医師、弁護士、陪審員、教育者、生徒、そしてあなたのようなコミュニケーションを必要とする方に広く使用されています。